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法制執務業務(法令や条例の制定・改正作業)は、世界中で行われていますが、その手法は様々です。大きくは「溶け込み方式」「積み上げ方式」に分類され、日本では「溶け込み方式」が用いられています。参議院法制執務コラムにも記載されているように、一部改正法の改正規定が元の法令に反映(溶け込む)ことにより、法令の内容を改正していきます。
韓国やベトナムでも溶け込み方式により改正を行っておりますが、日本の法制執務のルールはとても論理的に処理ができる手法になっており、文書に対する細やかな対応はとても日本人らしい職人技だと感じます。
昭和32年には「法制執務提要 法令の立案・制定・実施」という書籍が発行されており、日本の法制執務の原点と感じています。手書きの時代から電子の時代になりましたが、日本人らしい細やかな対応意識は変化することなく、継承していくことが重要と考えます。
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