長い題名の法令


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法令の題名は、その法令の内容を「簡潔に表現すること」と各種の法制執務の書籍に記載がありますが、正しく伝えるために、どうしても題名が長くなってしまう場合があります。

例えば、

国民年金法等の一部を改正する法律の施行に伴う厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律による特例障害農林年金及び特例遺族農林年金に関する経過措置に関する政令(平成十六年九月二十九日政令第三百号)

平成二十四年度における平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する特別措置法第二十条第一項、第三項及び第五項の規定により適用する児童手当法の一部を改正する法律附則第十二条の規定によりなおその効力を有するものとされた旧児童手当法並びに児童手当法に基づき一般事業主から徴収する拠出金に係る拠出金率を定める政令(平成二十四年三月三十一日政令第百十四号)

などです。

2つ目に紹介した法令は、154文字もあるため、e-Gov法令検索の法令名検索でも「検索用語は、制限文字数(128文字)以内で入力してください。」と表示されてしまうほど、長い法令名です。(2017年6月26日にe-Gov法令検索がリニューアルされ、法令名検索の文字数制限がなくなったようです。)

これに対して、短い法令名は、
刑法
商法
民法
といった2文字の法令があります。

ある時点で有効な法律と政令の題名の文字数を数えてみたところ、94,721文字で、平均は、約23.45文字ありました。
テクニカルコミュニケータ協会が出版している日本語スタイルガイドには、1文は50文字以内にすると理解しやすいと書かれています。
51文字以上の法律・政令は、全体の8%ほどあり、正確に伝えようとするとやはり長くなってしまうのかも知れません。

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