授業・研修が主体的になる教育システム
クラウドクラスとは、文科省が提唱している「主体的・対話的な深い学び」を実現するための、ICTを活用したWebベースの教育システムです。学生がスマートフォンやタブレットを利用し、授業中に調べた資料をアップロードしたり、意見交換を行ったりすることができます。また授業中のやりとりは全てデータベースに記録、学生の理解度をリアルタイムで確認することで、『全体の達成度の見える化』『授業内容のPDCAサイクルを確立』など、学生が主体的に学びに参加する形式の授業運営ができるようになります。
課題提出やレポートの相互評価、ロールプレイ形式の授業もサポートしているので、小学校から大学まで幅広い教育現場で利用することができます。もちろん教育機関だけではなく、企業や官公庁での社員・職員研修においてもご活用いただけるシステムです。
クラウドクラスでの授業
クラウドクラスを用いて授業を行うと、従来の授業が受身型から参加型へと変わります。クラウドクラスは、課題の提出、授業中の掲示板、投票機能など、授業運営のために活用できる多くの機能を備えているシステムです。このクラウドクラスをシラバスに連携すれば、よりアクティブな授業の運営をすることができます。
全員参加型の授業
クラウドクラスの機能を使えば、生徒は授業を聞いているだけではなく、授業中に課題を提出したり、意見交換をしたり、レポートを評価し合うこともできます。クラウド上で他の学生の考え方や学習状況が見られるので、学習成果の比較や、自分の強みや弱みを確認できます。その他、授業中にいくつかの設問を用意すれば、細かいスパンで学習状況を確認することもできます。
ロールプレイング型の授業
ロールプレイング型の授業では、流れに沿って新たな課題や問題が出題され、それを時間内に解いたり、レポートをその場で作成しながら進めることができます。授業はパソコンを使い進められ、インターネット上の情報収集やデータベースを活用た調査も学ぶことができます。さらに他の学生のレポートを参照したり、意見交換をすることによって理解度を向上させることもできます。
スマートデバイスの活用
授業の様子を動画で撮影しクラウドに公開するので、生徒は自宅で復習・予習をすることができます。これにより生徒一人ひとりに合わせた指導ができるようになり、ディスカッション中心の反転授業を増やすことができます。もちろん通学中の電車やバスの中でも、スマートフォンを利用して授業の動画を見ることができるので、学習のための時間を有効活用することができます。
動画と画像で学習記録
PPTなどのスライド資料と授業風景を組み合わせた動画は、有効な教育コンテンツとなります。集合研修時の資料と撮影された動画を連動させることで、予習・復習用コンテンツとして活用することができます。それらの学習コンテンツには、字幕をつけるなどすれば多言語に対応することもできるので、国際的な教育カラキュラムを授業に取り入れたり、アクセシビリティに配慮した聴覚障害者への対応などにも役立ちます。
このようにクラウドクラスはアクティブに学習状況を把握できるので、随時自分で目標を再設定し効果的に学習を進められます。さらに、授業の様子をストリーミング配信をすることもできますので、地理的に離れた場所でも遠隔授業ができたり、複数の学校やクラス間での共同授業や研修ができます。
クラウドクラスの機能
時間割と教室予約
教室予約のシステムは、受講人数や、授業時に環境により、教室の割り当てを行ことができます。教員の次の授業までの移動時間や準備時間などもあり、完全なシステム化は難しいですが、教室の予約条件や設備情報をデータベースに保存することで、教室の予約利用状況を共有できます。
投票機能
学生を自動的にグループ分けし、レポートを確認し合い、1位と2位を投票する機能です。教員は上位に選ばれたレポートのみコメントします。学生たちはおのずとお互いのレポートを読むことになり、課題に対してより理解を深めることができます。また、他の学生のレポートを読まずに投票する学生がいても、教員は学生たちの投票行動を把握できるので不正行為を指摘することができます。
授業アンケート
大学では前期・後期に授業のアンケートを実施することが一般的ですが、この膨大な作業を授業アンケートシステムを用いて、学生がPCやスマートフォンで回答を行い、その結果を自動集計、適切なフォーマットの報告書を自動生成することで、作業を大幅に軽減することができます。また、集計は随時行うことができますので、年間2回行っていたアンケートの回数を増やし、授業運営に活かすこともできます。
掲示板
学生が質問した内容に教員が回答したり、教員が掲げたテーマについて、学生が発言したりすることができます。授業中や対面での発言が恥ずかしかったり、自信がない学生でもクラウドクラスなら積極的に発言できるようになります。また、他の学生に見られたくないような個人的な質問や相談、他にも、不明な点の確認や、個別指導を受けるなど、教員とのコミュニケーションツールとしても利用することができます。
クラウドクラス導入のメリット
効率的な予習復習
教員がスマートフォンを使ってかんたんに授業を録画し、オンラインで配信できるため、学生は通学時間や自宅での空き時間を有効活用できます。また、反転授業も可能になり、事前に授業内容を学習したうえで、授業中により深い議論や実践を行うことができます。
学習効果の向上
学生同士が互いにレポートを評価し合うことで、教員の負担を軽減し、学生の理解度を高めることができます。投票システムを用いて優れたレポートを選出し、教員がそのレポートに対してコメントすることで全体の学習効果を向上させます。
職員の負担を軽減
授業アンケートをデジタル化し集計・分析することで、従来の紙ベースのアンケートと比較して、より効率的に結果を授業運営に役立てることができ、職員の負担を大幅に軽減することができます。
アクティブな授業の実現
学生全員が授業に積極的に参加できるよう設計されています。ロールプレイング型の授業やリアルタイムの意見交換を通じて、受け身の学習からアクティブな学習へと移行し、学生の理解をより深めることがでるます。
サーバ構築
クラウドクラスのシステム構築は2つの方法があります。
学内にサーバを設置
学内の他のシステムと連携をすることや、セキュリティポリシー上、学外にサーバを設置することが困難な場合には、専用のサーバを学内に設置し、クラウドと同じ環境を構築することができます。
クラウドサービスを利用
学内でサーバ管理やバックアップなどのメンテナンスが大変な場合は、当社のクラウドサーバを活用することで全てのサービスを利用することができます。
サービスの流れ
ヒアリング
担当者より連絡の上、お客様のご要望や課題などをお伺いいたします。
ご提案・お見積り
ヒアリングした内容を元にお客様にベストなプランとお見積りをご提案させていただきます。
ご契約・発注
秘密保持契約など、発注に際して必要な契約をいたします。
サービスのご提供
ご提案させていただいた内容にて業務を実施いたします。
確認・納品
成果物に対して、ご確認いただきます。必要に応じて修正を行い、納品となります。
ご入金
納品月の末締めで請求書を発行させていただきますので、翌月末にてご入金願います。
よくある質問
システムの試用は可能でしょうか?
はい。
デモアカウントを発行いたしますので、各システムをお試しいただくことが可能です。
お問い合わせフォームからご連絡お願いします。
大量の紙文書をデータベース化することは可能でしょうか?
可能です。
OCR処理をしてテキスト化やXML化をした後、データの用途に応じたデータベースを
構築します。
e-portfolioやクラウドクラスは、スマートフォンやタブレットでも利用可能でしょうか?
はい。利用可能です。
セキュリティのご要件をお伺いの上、システム設定いたします。
システム要件定義や仕様書作成を手伝ってもらうことは可能でしょうか?
はい。
コンサルティングから開発、運用までお手伝いいたします。
既存システムのカスタマイズや改修などは可能でしょうか?
既存システムの動作や設計書を拝見し、改修方法についてご相談申し上げます。
サーバ機器類の設定やネットワーク設定は可能でしょうか?
はい。
弊社にてサーバ機器やネットワーク機器を手配し、システムを設定の上ご指定の場所に
設置・設定することが可能です。
クラウドサービスの利用料支払い方法について教えてください。
クラウドサービスの利用は、初期費用+毎月の利用料です。
毎月の利用料についてお客様のご都合に合わせて、年払い・半年払い・毎月払い
と選択することが可能ですので、ご相談ください。