e-portfolio(eポートフォリオ)とは

e-portfolio(eポートフォリオ)は、データを活用して学生たちに様々な支援を提供するためのシステムです。システムを教育機関それぞれに合わせて柔軟にカスタマイズするので、学生はストレスなく学習を『振り返る』ことができます。また、学習目的に沿った教育コンテンツを用意することで、トータルで効果的な学習環境を整えることができます。

柔軟なカスタマイズ

e-portfolio(eポートフォリオ)は、パッケージ・システムではありません。学校の特色を活かすための十分なヒアリングを行い、教育方針や評価基準、教育の進め方などを丁寧に伺いながらカスタマイズし『使えるシステム』としてご提供しています。

フリーソフトやパッケージ・システムを導入したが、うまく使いこなせていない、評価がうまくできない、データは集まったがどのように活用すれば良いのかわからない、課題が多い・・・等のお悩みがございましたら、是非、私たちにお気軽にご相談ください。

学習を振り返るシステム

e-portfolio(eポートフォリオ)では、学習に対する目標を設定し、目標に対してどれくらい学びが進んだのか?を『振り返る』ことで、不足を見える化し、自己を評価し、他者の評価を受けながら、新たな目標を設定し効果的に学習することができます。

ポートフォリオサイクル

一連の『繰り返し』がポートフォリオ・サイクルです。

  • [Collect] 学習成果物の蓄積
  • [Reflect] 学習成果物に対する考察
  • [Design] 公開する情報の編集
  • [Publish] 公開、相互評価を実施

ポートフォリオ・サイクルを振り返れば、学生は『計画』『実行』『点検』『改善』というPDCAサイクルを意識しなくても効果的に学習を進めることができます。また、e-portfolio(eポートフォリオ)では、学生と教員がお互いに学習情報を共有することもできます。学生の学習の質が向上するだけでなく、教職員は学生のキャリアをサポートできるので、教育機関としてのブランド力向上につなげることができます。

教育コンテンツ制作

学生の理解を深める教育コンテンツは学習目的に合ったコンテンツ(教材)を制作することが重要です。学習指導要領や教科書と連携し、参考情報や付帯情報を効果的に提示するなど、資料化にはさまざまなノウハウが求められます。

私たちはシステムに最適化した教育コンテンツの制作も行っています。従来のコンテンツの問題点や課題点をお伺いし、システムと親和性の高く、スマートフォンやタブレットにも対応したコンテンツをご提供いたします。

4つのベース・システム

私たちがご提供するe-portfolio(eポートフォリオ)は、ルーブリック版、ロールモデル版、汎用版、facebook・twitter連携版、の4つの基本システムをベースに目的や規模に応じてご提案しています。

ルーブリック版

従来の成績評価ではない、学生の強みと弱みを可視化できる、マトリクス(ルーブリック)型のシステムです。

ルーブリックとは

ルーブリックは教育機関ごとに評価基準を明確にし、学生の学習達成度を分かりやすくする評価方法です。評価基準を縦軸、レベルを横軸にしたマトリクス表を作成し、各科目や課題を紐付けます。これにより、学生は自身の進捗や次に学ぶべき項目を一目で把握できます。またルーブリックは知識だけはなくコミュニケーション能力や倫理観などの評価を行うこともできるので、成績評価に代わる総合的な評価方法として注目されています。

ルーブリック版のメリット

学習震度の把握

評価基準が明確になり、学生が自分自身の学習進度や不足点を具体的に把握でき、学習の目標設定や自己評価が容易になります。

公平性と一貫性

教員にとっても公平で一貫性のある評価が可能となり、フィードバックがしやすくなります。

評価の可視化

eポートフォリオシステムと組み合わせることで、学習の進捗の可視化と情報共有が促進され、効果的に学習支援を実現することができます。

総合的に評価

テストの成績評価だけでなく、スキルや成果が総合的に評価されるため、従来の成績評価では評価できなかった総合的な問題解決能力を評価することもできます。

ロールモデル版

先輩の学習データを活用した、キャリア支援向けのシステムです。将来進みたい職業で活躍をする先輩のデータ(ロールモデル)と今の自分を比較し、必要な学習項目を明示します。また、ルーブリックと組み合わせれば、学習の進捗状況やスキル不足の項目が明確になり、よりピンポイントに学生を支援することができます。

事例

卒業後もキャリアを継続的に入力できる環境にすることで、結婚・出産などでキャリアパスが一旦途絶えた女性に向けた再就職支援にも活用されています。(導入:日本女子大学)

ロールモデル版のメリット

目標設定の明確化

学生は具体的な目標を持ち、学習の方向性を明確にできます。目指す先輩のスキルや経歴を参考にすることで、自身の成長を計画的に進められます。

モチベーションの向上

成功体験を目の当たりにすることで、学生は自分も同じように成功できるという自信とやる気を持てます。これは学習意欲の向上につながります。

自己評価の促進

自身の現在の状況を理想の先輩と比較することで、足りないスキルや知識が明確になります。これにより、どの部分を重点的に学ぶべきかがはっきりします。

キャリアプランニングの支援

学習経過やキャリアパスを参考にすることで、自分のキャリア目標を設定しやすくなり、就職活動の準備やスキル取得のための具体的な計画が立てやすくなります。

学習の進捗管理

ロールモデルとの比較を通じて、学習の進捗を常に把握でき、必要な修正や改善を適宜行うことができます。

フィードバックの提供

ロールモデルと自身のデータを比較することで、教員や指導者から具体的なフィードバックを受けやすくなります。

汎用版

汎用版ではシステムの柔軟なカスタマイズにより、各大学の教育方針や学習方針にあわせて、ポートフォリオサイクルを振り返る運用ができます。

facebook・X連携版

facebookやXとデータを連携し、必要な情報のみを選択してe-portfolio(eポートフォリオ)システムに学習記録として登録できます。また、カスタマイズ次第では、学生が社会に出た後も、SNSを通じて先輩の声やアドバイスを受けることができる環境も構築できます。うまく既存サービスを活用し、学びの環境構築を行ってみてはいかがでしょうか。

その他の機能

e-portfolio(eポートフォリオ)はスクラッチで開発するシステムです。ご要望に沿た様々な機能を、ベース・システムに搭載することができます。もちろん、ベース・システム同士を連携させることもできます。お客様のご要望・環境に適したシステムをご用意できますので、まずはお気軽にご相談ください。

サーバ構築

e-portfolio(eポートフォリオ)のシステム構築は学内にサーバを設置する方法とクラウドサービスを利用する方法があります。

学内にサーバを設置

学内の他のシステムと連携をすることや、セキュリティポリシー上、学外にサーバを設置することが困難な場合には、専用のサーバを学内に設置し、クラウドと同じ環境を構築することができます。

クラウドサービスを利用

学内でサーバ管理やバックアップなどのメンテナンスが大変な場合は、当社のクラウドサーバを活用することで全てのサービスを利用することができます。

他システムとの連携

学内にある他のシステムとのデータ連携や相互利用など、学習環境の効率化や最適化を行うこともできます。

サービスの流れ

お問い合わせ

お問い合わせフォームまたは電話にてご連絡ください。

ヒアリング

担当者より連絡の上、お客様のご要望や課題などをお伺いいたします。

ご提案・お見積り

ヒアリングした内容を元にお客様にベストなプランとお見積りをご提案させていただきます。

ご契約・発注

秘密保持契約など、発注に際して必要な契約をいたします。

サービスのご提供

ご提案させていただいた内容にて業務を実施いたします。

確認・納品

成果物に対して、ご確認いただきます。必要に応じて修正を行い、納品となります。

ご入金

納品月の末締めで請求書を発行させていただきますので、翌月末にてご入金願います。

よくある質問

システムの試用は可能でしょうか?

はい。
デモアカウントを発行いたしますので、各システムをお試しいただくことが可能です。 お問い合わせフォームからご連絡お願いします。

大量の紙文書をデータベース化することは可能でしょうか?

可能です。
OCR処理をしてテキスト化やXML化をした後、データの用途に応じたデータベースを 構築します。

e-portfolioやクラウドクラスは、スマートフォンやタブレットでも利用可能でしょうか?

はい。利用可能です。
セキュリティのご要件をお伺いの上、システム設定いたします。

システム要件定義や仕様書作成を手伝ってもらうことは可能でしょうか?

はい。
コンサルティングから開発、運用までお手伝いいたします。

既存システムのカスタマイズや改修などは可能でしょうか?

既存システムの動作や設計書を拝見し、改修方法についてご相談申し上げます。

サーバ機器類の設定やネットワーク設定は可能でしょうか?

はい。
弊社にてサーバ機器やネットワーク機器を手配し、システムを設定の上ご指定の場所に 設置・設定することが可能です。

クラウドサービスの利用料支払い方法について教えてください。

クラウドサービスの利用は、初期費用+毎月の利用料です。
毎月の利用料についてお客様のご都合に合わせて、年払い・半年払い・毎月払い  と選択することが可能ですので、ご相談ください。